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2016/03/30

動く博物館!

 なにも知らない人がこの画像を見たら、ただのミニカーがジオラマに並んでいるだけだと思うだろう。1/32ながらスケール感たっぷりのディテール、活き活きとしたジオラマの風景、まさにエンジン音やオイルの匂いまで感じられそうなくらいリアルな「展示」に見えたとしてもそれは仕方のないこと。本気のオトナが、古き佳き時代への強烈な憧れを込めて作り上げた渾身のクルマとジオラマが織りなす世界なのだから当然だ。「しかし」こいつらは博物館に並んでるようなタダのモケイではないのだ!走るのだ!動くのだ!レースができるのだ!!!この感動はどう伝えればいいのだろうか?とにかく右の動画を見てもらうしかない!!

 あのマクラーレンが、ロータスが、タイレルが、BRMが、リジェが、フェラーリが時空を越えて我々の手の中で夢の対決を繰り広げるのだ。こんな最高の舞台が他にあるだろうか?

 この倶楽部のスバらしいところは、なんといっても競争は二の次、三の次でとにかく楽しむことにみなさんが夢中なところ。楽しみ方はそれぞれ様々なのもいいところ。ちゃんとコンピュータ計測してきっちりタイムも順位も管理するんだけど、そんなこと?よりレースの局面ごとのバトルやそれを肴に飲み会で盛り上がることの方が重要なのだ。そこがまたスバらしい。

 これがブレイクしてメジャーになったら(ならないと思うけど、なんせクルマをほぼイチから作らないといけない)きっとみなさんやめてしまうだろう。誰もやってないからこそのプライドと楽しみがあるのだ。これがまた本当にスバらしい!!
つまり、究極のオトナの世界なのだ。

2016/03/26

聖地にやってきた!

ついにその日がやってきた、って今日は前日ですが。まずはシェイクダウン。リジェはやっぱり小回りが利かず安定したタイムを刻むのはなかなか至難。フロントのグリップが圧倒的に負けている。その分高速コーナーは全開で安定してるのだが。。ああ、またこんなことで悩むことになるなんてw
002はタイヤと路面の相性がいいのか、結構やわらかい安定した走り。しかもタイヤの転がり音も静か。結構なコーナリングマシーンで戦闘力はありそう。
明日はいよいよ!

2016/03/23

Tyrrell 002 Ford 1971ディテールアップ その8 完成

ルマン・ミニチュアのセベールの頭がさすがにいい造形なので流用するのだけど、バイザーがバイザーリップの上から接着してあるとか、顔がおもろすぎるとか、ツメがあまいので調整。バイザーは時間切れでいずれまた。これでやっと完成、さあ週末はレースだ!

2016/03/22

Ligier JS11 1979 その16 Roll out!

完成!今週末のレースに間に合った。3Dプリントによるフルスクラッチ、自作デカール、メッキ塗装と初めてずくしだったけど、なんとか1ヶ月でまとまった。なんか感無量だ!車高は本当はもっとベタベタに低いけど、dNaNo的にはこれが限界。雰囲気は十分かな。

今回はフロントアームをできるだけ長く作りたかったので、フロントホイルのハブ当たり面をホイル内側に1mm追い込んだことでスケール感的にもうまくいった。結果としてスクラブ半径が小さくなり312T4よりホイールベースが2mm伸びたにもかかわらずスムーズに小回りするという副産物も。

T4と並べてみた。シングルシーターの雰囲気は本当にドライバーの感じに左右される。今のF1に比べて昔はクリアバイザーも多く、クリッピングポイントを睨み付けてる写真なんかは、F1がヒューマンスポーツであることを実感させてくれたものだ。しかしこうなるとシェクターのヘルメットがいかんな。つぎはT4のディテールアップかな。












































2016/03/20

Ligier JS11 1979 その15 エアファンネルカバー完成!

エアファンネルのメッシュカバーを作ったものの、どうやって取り付けようかと思案してたところで、ちょうどリアウイングマウントをエッチングで作るタイミングだったので、マウント?をついでに。0.1mm厚真鍮板から穴の開いたパーツとその周縁部パーツを作って写真のように重ねて接着。その周縁の内側にひっかけてメッシュを固定。塗装は塗装室に転がってた耐熱スプレーを使ったら意外と良い感じだったので、リアウイングマウントもついでに。
結構しっかり作れた。なんせ、単なるスケールモデルではなく、「競争」するためのクルマ作りなので基本は頑丈な作りをしておかなくてはならないのだ。というわけで、リアウイングマウントは0.3mm厚でがっちりと。

Ligier JS11 1979 その14 シート合わせ

バイザーがついてラフィー完成。モデルファクトリーヒロというメーカー?からΦ0.5のアルミリベットが出てるのを発見。おかげでバイザーは開閉しますw
コクピット横の白抜き文字が悔やまれる。このサイズだと白抜きが箔押しではどうにもシャープにいかず、やむなくボディ同色の背景をいれたのだが、クリアーを吹いたら目立ってきた。くそ〜
バイザーのデカールも滲んでしまう。いろいろと反省点はあるものの、「生きてる」感はでてるかなと。

2016/03/19

Ligier JS11 1979 その13 ウレタン2層目

DMMのABSライク素材の扱いにくさとマスキングの失敗でかなり難航したが、なんとかここまで回復?デカール貼りのあと二層目のウレタン終了。このあとデカール段差揃えて3層目で仕上がり。ラフィーはこれで完成でもいいか。しかし、今回は初めてのデカール製作でいろいろと難航した。特に白抜きデカールは箔押しからの転写で細いラインの取り出しには苦慮した。こんなことならALPSのMDプリンター手放すんじゃなかった。

乾燥待ちの間にリアウイングステーのエッチング。あと一週間、間に合うか!!

Ligier JS11 1979 その12 アクリル3Dプリント

DMMから2個目のモデルが到着。今回はアクリル(Ultra mode、画像のより白い方)で出力。前回のABSライクという素材はABSというにはかなり柔らかくコシのない素材で、例えばリアウイング翼端坂は0.5mm厚だけど写真手前のようにグニャリと曲がってしまっている。フロントウイングも柔らかすぎて使い物にならない。今回は3末のレースに間に合わせるべく、一番早く造形できるABSライクにしたのだが、次回からはアクリルにしよう。というか、絶対こっちの方が加工もしやすいし、精度も出てる。もう一台作るか。。

2016/03/17

Ligier JS11 1979 その11 ラフィー!


ラフィーのヘルメット塗色はかなり渋めで、このサイズになると結構暗く見えてしまうのであらかじめかなり明るめに調色して塗装。これからデカール→クリア。その前に顔の表現。これが今のところ限界かな。1/32はやっぱ小さい!ラフィーのこの感じが出てればいいのだが。。バイザーはちょっと厚すぎた感。もう少し薄手の材料が必要。いまのところだけどバイザーも開いたりしてw

2016/03/16

Ligier JS11 1979 その10 自作デカール

自作デカール、便利な時代だ。専用のデカール用紙もインクジェット用とかレーザープリンタ用など色々と選べるほど。白抜きのカーナンバーなどは、レーザープリンタトナーに熱転写の箔押しで出来るらしい。手間かかるけど自由自在ってのは本当に楽しい。ひとまず赤ラインを仮出力して位置合わせ。CADで造形してるからこういう作業は本当に楽ちん。雰囲気出来てたぞ!

2016/03/13

Ligier JS11 1979 その9 マスキング塗装

自作のLEDレーザーでマスキングテープを切り出してみた。結果から言うと「二度とやらない」。形状データがあるので、平面展開すればすんなりとマスキングのカタチが切り出せて最高!と思ったのだが、レーザーの熱で粘着材が燃える?のか切断面があまりキレイに切れないのだ。結果として塗り分け境界がグダグダになるという最悪の事態に。次回は形状に添ってカッターで手切りすることにしよう。修正に相当時間がかかったが、今日はなんとかここまで回復。もうちょっと修正して一層目のウレタンクリアーへ。

Ligier JS11 1979 その8 GPAヘルメット!

DMMに発注していたヘルメットが届いた。2種類。上がビルヌーブなど、フェイスマスクがひとつ穴のタイプ。下がラフィーなどフェイスマスクが2穴のタイプ。微妙なところだけどギリギリ造形で再現できてる。積層痕もこの大きさにしては十分に細かい。さすが0.015mm。やっぱり眼窩と鼻筋が見えるとすごくリアリティーが上がる。さて、俺にこれらをちゃんと表現できる腕があるのか?!

Ligier JS11 1979 その7 ヒューランド FGB 400 5速

JS11はボディカウル後端が跳ね上がっていて後ろから見るとギヤボックスが丸見えなのだ。なにも作らないわけにもいかず、というよりリアウイングのステーをなんとか取り付けないといけないので、いっそギヤボックスから作るかと。このヒューランドの名機はタミヤのプラモで何度も作ったので構造は良く理解しているけど、あらためてモデリングしてみるとクランクシャフト軸とギヤ軸が少しズレていること(当たり前だけど)や、オイルクーラーの位置の低さとかがよく分かってかなり楽しい。粗々の3Dプリントも塗装すると意外と鋳造の感じが表現できてなかなか良い感じに。次はウイングステーの自作エッチングにトライ!

2016/03/12

Ligier JS11 1979 その6 エアファンネルカバー

3Dプリンターは民生用のFDM方式(ABSとかを熱で溶かしながら積層するタイプ)では高精細といっても積層厚0.15mmとかなので、とてもじゃないけど1/32スケールのボディの最終出力には使えない。DMMなどの商用の本格的なやつは一桁違って0.015mmとかなので十分に模型原形に使える。じゃあ民生用はオモチャなのかと言えば使い用によってはとても重宝する。特にこんな感じで治具を作らせればとてもうまくいく。モデリングに10分、出力に20分とすれば、シコシコとテで作ってるよりよっぽど早く正確にできてしまう。WAVEのC-MESH#100とやらが目にとまって思いついた。作業は説明不要ですね。スケレ72のDFVにはすでに個別にファンネルカバーがついているのでこのままじゃダブル仕様で意味不明wなのでこいつらをこれからチューニング。やばい、、旋盤まわしたくなってきた。。

2016/03/10

Ligier JS11 1979 その5

DMMでエクスプレス扱いにしたら発注から3日目に届いて驚いた。ABSライクという素材だが、少し柔らかく表面強度もやや難ありか。ひとまずサフ吹きしたらやっぱり積層痕が見えるものの、簡単なパテ埋めくらいで十分に修正可能な範囲。さっそくパテ埋め、ペーパーかけを繰り返してせっせと表面作り。うわぁ〜何年ぶりやろこの作業。1/43に比べれば大きいけど、なんせ20年ぶりくらいなのでまだ勘が戻らない。。それにしても樹脂が柔らかいのでアクリルでも出力してみよう。

2016/03/07

ヘルメットはやっぱりGPA

昔はヘルメットも多彩で、イクスが被ってたBellの2穴とか、レガツォーニのJEB'Sとかシンプソンのダースベーダーみたいなやつとか、カタチを比べてるだけでも楽しかったが、なかでも僕はフランスのGPAが好きだった。このタイプはバイザーの端部がメットに収容される構造になってたり、顎紐の替わりにヘルメット下部のクッション部分が前後にパカッと開いてアタマを突っ込んでから元に戻してカチャリとロックするだけでオッケーという、なんとも合理的なフランス人的デザインだった。ピケやビルヌーブが代表的なところだけど、JS11のラフィーもGPAだったので、モデリングしてみた。さっそくDMMのアクリルXtra Modeという超高精細な3Dプリントで発注してみた。こんなに凝ってモデリングしてもちっちゃいねんやろなぁ〜幅8.6mmってw