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2016/08/31

懐かしのハンドピース

去年からdNaNoカスタマイズするようになって25年以上お蔵入りしていたハンドピースとコンプレッサーを使っているが、コンプレッサーがタンクレスなのと水抜きしてないのとで、塗装が安定しない。まあ少量だし、だましだましでいいかと思って使ってきたが、ウレタンクリアーは粘度も高く明らかにエアーのパワー不足で綺麗に塗れない。希釈でごまかしてきたが、タレるリスクと背中合わせ、まあこれもたまにしかしないからいいかなと思ってたけど、別件で仕事でもハンドピース使う可能性がでてきたので、アダプターで仕事場のエアー系に接続。圧力が高すぎるかと思ったけど、調整の範囲内で問題なし。なんといっても1/32のボディくらいならタンクの与圧で十分に吹けるのでコンプレッサーの動作音がしなくて静かに集中できるのがいい。このハンドピース、オリンポスの101は高校の時に手に入れたという年代物だが、機構はまったく問題なし、普通に使える。今時はいろいろと進化しているみたいだけどこれで十分。手許にエア圧調整が付いていれば最高だけど。

2016/08/30

スポンジタイヤ その3


コルチナの標準ゴムタイヤはトレッドパターンも入っていてスケール的には良い感じなのだが、結構固くてこのままじゃレースにならないだろうなということでこちらもスポンジ化。まずは旋盤でホイールの中央部を削り落とす。スポンジは透明ゴム系接着剤で接着。はみ出したところはラッカーシンナーと綿棒でキレイに。まずはカッターの刃で幅と径を整える。回転は低めで慎重に、なんせ刃を素手で持つもんで。続いてポリネットで大まかに整えたらペーパーで仕上げ。最後の仕上げは回転早めにしてペーパーを軽くあてると表面がキレイに仕上がることが分かってきた。

2016/08/28

LOTUS 79 Martini Racing 1979 その10


OSTOREROのドライバーフィギュアはやや残念。型抜きを考えればいたしかたない部分もあるとはいえ、脇の甘いポジションはいかにもオモチャっぽくていけない。もう少し脇が締まっているだけでグッと実感があがるのに。シートベルトがデカール表現となっているのは良いのだが、このままだと平面的になりそうなので、まずは紙を切り抜いてベルト部分のモールドを作ってから貼ってみた。デカールがつやつやなので最後に艶消しクリアーを軽くひと吹きしたらマリオ・アンドレッティの出来上がり。

アンドレッティといえばガキのころ最初に覚えたF-1ドライバーのひとりだ。1982年ベルギーで事故死したビルヌーブの代役としてアメリカから飛んできていきなり走ったモンツァでPP、決勝でも3位入賞したというレースレポートを読んだときには仰天した、どんだけ速いねん、というか、粋ななぁ〜と。

2016/08/27

LOTUS 79 Martini Racing 1979 その9


各部仮組みが終わったのでいよいよデカール!前回のリジェでは初の自作だったのでいろいろと手探りでお世辞にもシャープなデカールとは言えなかったのだけど、今回はプロダクション、さすがにキレイ。昔はカルトグラフの鮮やかさ・シャープさに驚いたものだが、いまどきはこのくらいのクオリティは当たり前なのかな。ボディ色が透けるなんてことはない。なんといってもマーク外の透明部分がほとんどないのでカットがとても楽なこと。あとは面ごとに複数のマークがレイアウトされているので、そのままセットで貼ればそれぞれのマークの位置関係を気にすることなく作業ができる。2000番ペーパーで軽く面の調整をして貼り込み開始。2時間くらいで全部完了。をを~たまらんなぁ。一週間くらい寝かせて来週はウレタン塗装へ。

LOTUS 79 Martini Racing 1979 その8


レジンボディは柔軟性がないので、リア側のボディマウントをネジ止め式に。モーターマウントとボディの干渉の調整もスペーサーをかませば容易になりそう。

2016/08/26

LOTUS 79 Martini Racing 1979 その7


Lotus78、79だけで200ページもの資料をゲット。カラーはたったの8ページ、歴史と技術と年譜とがビッシリ、なんともイギリスらしい学術書といってもいい趣。サイドスカートの進化もよくわかる。81年に可動式のスカートが禁止されるまでにいろんなアイデアが試されたことがよくわかる。ナイロンブラシってハイテクどころかDIYみたいなローテク感が堪らない。エンジニアも楽しかったやろな~

2016/08/24

LOTUS 79 Martini Racing 1979 その6


念願のアルミホイール。いつもどおりアクリのハブをかましたいのだが、スロットとは取り付け方法が違うので、ホイールの車体側の平らな部分を旋盤でアクリの厚み分だけ彫り込んで接着。接着はアクリル系の構造接着材でガッチリと。面だししてから表側にエッチングパーツをつけて出来上がり。やっぱり樹脂+メッキとはそもそも質感が違うなぁ~

スポンジタイヤ その2

スポンジタイヤをどう作るか考えていて、普通に考えたらポンチ抜きだよなぁ〜と思ってはいたものの、適当な大きさのものが手許になく試し損ねていたのだが、革細工道具を見る機会があり、なんと0.5mm刻みでポンチが揃っているではないか!ということでさっそく35号(10mm径)と70号(21mm径)でテスト。ひと打ちであっさり抜けた。中心をいかに揃えるかが課題だけど、治具を作ればなんとかなりそう。10mm厚x10センチ角の105円のスポンジシートから18個作れる!ツーリングカーならこれでオッケー、F1リアは二個繫げばいけそう。これでスポンジ化へのハードルがかなり下がるぞ!

2016/08/23

LOTUS 79 Martini Racing 1979 その5

79はなんといってもフロントが低く構えた強烈なウェッジシェイプが特徴なので、フェアリング部とアッパーアームがギリギリになるまで下げてみた。実車のアームは角断面パイプ溶接のロッカーアーム式インボードなので、いつものポリカ板をそれっぽいかたちで抜いて塗装したらかなりエエ感じに。モーターマウントも削りまくって、縦方向はストローク1mmくらい。おかげでサイドビューもかなり「らしく」見えてきた。

2016/08/21

LOTUS 79 Martini Racing 1979 その4

OSTOREROは結構クレバーな設計をするようだ。アンドレッティのヘルメットが赤・銀のカラーリングの境界で分割されている。さらに首回りのゴムパッキン部も別部品だ。それぞれを銀、赤、黒と塗って組み立てればシャープなカラーリングが再現できるというわけだ。銀・赤の境界線の黒ラインはデカールで、バイザーもデカールでリベット含めて表現。これまでカラーリングで部品を分割した模型って、少なくとも僕は見たことない。まあ、アンドレッティのカラーリングだからこその設計だけど、これなら作り手を選ばず、かなり高い再現性を確保できる。をを〜とひとしきり感心。

Ford Cortina GT 1964 その3 完成

コックピットの腰から下をぶった切ってプラバンで塞いで黒塗装してバスタブ化。こういうときに超音波カッターは大活躍。長い刃をつければ一気にサクッと切り取れて便利。ドライバーを少々汚しておく。ライトの配線などが残っているけどひとまず完成。タイヤはあえてゴムのままで。会長のコルチナロータスとの対決が楽しみ!

LOTUS 79 Martini Racing 1979 その3


今回は塗装済みキットだったのでエッチングやウイング類も予め接着されていて、そのままデカールに進めるならいいのだが、サーフェスが結構適当な仕上げでさすがにマズイなということでサフェーサーからやり直し。サイドポンツーンの下半分はリベット痕もあり、この部分はエッチングの別部品になっている。このあたりOSTOREROは処理がウマい。サフで埋まってしまったリベット痕を0.5mmドリルでさらってから、タミヤカラーのグリーンにパークグリーン少々の混色で塗装。元の色より少し明るめに仕上がったが、しっかりと「緑」にみえるのでこれで正解としよう。

2016/08/20

仙台dNaNo倶楽部?その2


自宅サーキット構想は未だ妄想の域を出ないが、無いかなぁ~とググってみたらなんと、まんまなものが出てきてびっくり。ピットまわりのクラシックな建物をどう設計するかなと思案してたところで、参考にと思ったのだが、なんと3Dデータまであるではないか!なんならこのまま3Dプリントしたら出来てしまう。しかもスケールも1/32!なんてこった。これをベースにペーパークラフトにするか。

LOTUS 79 Martini Racing 1979 その2


ロータス78、79はモデルナンバーとモデルイヤーがズレていていつも一瞬混乱する。ウイングカーの始祖ともいえる7877年にデビュー、78年第5戦(ピータソンは6戦ベルギーまで)まで活躍、以後79は翌年79年はマルティニカラーとなり、80の不振もあって最終戦まで投入された。78年に出走した11戦で10戦でPP、6勝、3回のワンツーフィニッシュと圧倒的なパフォーマンスを見せたものの、撲的にはミラーフェアリングが78的な形状の前期型が一番好きだ。後期型はカウルから独立した丸い形状がまるでミッキーマウスみたいで、空力的にはいいのかも知れないが、昔からどうにも好きになれない。独立型でもこの79年のマルティニカラーはレーシーで良い感じだ。なによりもアンドレッティのヘルメットがBanditなのがカッコええ。


さて、リジェのシャシーを使ってフィッティングから。完成車よりは安いとはいってもそれなりの価格のボディをいきなり削るにはなかなか根性もいる。超音波カッターとレジンの相性はあまり良くないが、切れすぎないので以外と合っているかもしれない。できるだけ落としてみるものの、そもそものdNaNoの構造の限界もあって、これで限界か。リアはこのままだとストロークゼロ、ロールだけ許容する感じ。リアだけ1mmくらい上げてのセッティングかな。OSTOREROはかなり精密に設計されていてレジンながらボディはそれほど重くないのが嬉しい。マルティニグリーンはほぼ実車どおりっぽいけど、スケール的に暗く見えてしまうので表面修正ついでにもう少し明るい塗色にしよう。 ※調べまくっているうちにRacing on 483号p.46に誤植を発見。79/3のデビューは79年第7戦スペインではなくて「78年」。

2016/08/14

Ford Cortina GT 1964 その2

コルティナもエスコートと同様、エポキシパテにてマウント。ボンネットとトランク内にスチレンボードを仕込んでおいてボディとのクリアランスを調整してみた。これはハコ車ではバッチリな方法だな。ひょっとしてみなさんもこの方法かも。スケレのこのシリーズはLED標準なのが有り難い。スロットは12V程度の仕様なので予想通り少し暗い感じ。色温がもう少し低ければしっくりくるのかな?青すぎ。トレッドは3番でスケール的にもジャストのようで、フェンダータッチも無し。バトルはこんな感じか!!

2016/08/13

LOTUS 79 Martini Racing 1979 その1


以前から気になっていたイタリアのOSTORERO。完成車しかないのかと思ってたらなんてことはない、上質なガレージキットメーカーだ。シャシーがSLS(光造形3Dプロント)と書いてあったからきっとボディもSLS原形だろうと思って、キットを購入してみたらやっぱりそうだった。塗装済みのレジンボディには消し切れてない積層痕が残ってる。一方でキレイなデカール、精密なエッチングパーツなど、なんといってもアンドレッティのヘルメットがSimpson Banditで表現されてる!きっちり作ればかなり良い感じになりそう。これで79年の名車が揃うぞ。