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2016/12/25

1977 Wolf WR1 その10 Roll out!

デカール貼りの翌日にウレタンコート。やや突貫なのでぶっつけ本番ダメ元で。フィニッシャーズのウレタンGP-1はなかなか高性能。硬化剤もシンナーも説明書よりも多めに入れてもタレずにしっかり硬化してくれる。朝10時頃に塗装して室温22度湿度50%くらいで17時には表面を持って作業してもオッケー。研ぎ出しにはまだ早いが、今回は吹きっぱなしで良しとしよう。

金のスタンピングリーフは手軽でいいんだけど温度管理が難しい。一様にフラットな金色に転写するのがなかなかうまくいかない。ウレタンコートで強調されてしまった。文字は完璧なんだけどなぁ。

ファンネルカバーは本当はフランジもあるし、オイルクーラーは丸ごと出来てないし、ロールバーに渡っているヘッドレストも無いし、シェクターは少しサブマリン気味だし。。とまだまだやれることはあるが今回はタイムアップ。ひとまず完成。

いつものコーナーで撮影。

2016/12/24

1977 Wolf WR1 その9 フィッティング

フィッティングの確認。コックピット部はシャシー側に固定、コスワースもバッテリー上に固定。バッテリーは交換しない方向で。エアインテークも用意してあるけどメカ感ある方がいいのでコスワースは露出の方向で行こう。塗装でもうちょっと雰囲気を出さないと。リジェの時と同様にエアファンネルカバーをまた作るか。あとはリアブレーキダクトとギヤボックスまわりの作り込み&塗装、スパーギアの黒染め、そしてウレタンコート。なんとか暮れの走行会には間に合いそう。

1977 Wolf WR1 その8 デカール

今回最大の懸案はゴールド。1/12デカールの流用や塗装による塗り分け、MDプリンタでの印刷など色々検討したけど、とにかく時間がないので経験済みのやり方でいくことに。有り難いことにスタンピングリーフから錆金というマットな金色が出ていた。これでも輝きすぎな感じだけど。レーザープリンタで写真用紙に黒トナーのみで印刷、これにアイロンで熱を加えると黒い部分に金色が定着する。さらにこれを透明デカールにアイロンで転写するとハイ出来上がり。。と書くと簡単なんだけど、細かい文字がつぶれたりとか表面にしわが寄ったりとか、なかなかに手強い素材でこれだけで1日が潰れてしまう。基本的にはアルミ蒸着なのでデカールもやや硬くなりさすがにノーズ部分は曲面に馴染みにくくてやむなく分割して貼り重ね。クリアでなんとかごまかせるかな。フロントウイングのカナダ国旗が大きすぎたのはご愛敬。

もともとカナダの石油王ウォルター・ウルフのプライベートチームだったという知識はあったけど、調べてみると実は76年にはウイリアムズの共同代表となって資金を出資、翌年77年には完全にチームを買収して独立チームとなったのだ。一方のウイリアムズはパトリック・ヘッドと新しいチームを立ち上げ、これが今のウイリアムズという訳だ。

さて明日はウレタン吹き。

2016/12/20

1977 Wolf WR1 その7 ウルフブルー

しかし、ウルフブルーって。なんでも揃ってるなぁ〜模型業界。ウォルターウルフがスポンサーしてたのって、このF-1とスズキのガンマ、あとはカウンタックくらいしか思いつかないけど、そのためだけの色が用意されてるって、至れり尽くせりなことだ。仕事柄、塗料や溶剤はひと通り以上は揃ってるので色を作るのは簡単なんだけどなんせ時間がないので。。ということで買ってみた。ついでに下地には下地用のブルーグレーが用意されているという。。フェラーリの下地塗装がピンクみたいな話か。確かにラッカーの青系は隠蔽力が弱いので下地の影響はあるかもね。。とか考えているうちにまんまとシンナーまで一緒に買う羽目に。

まずは下地吹き。



続いてウルフブルー。隠蔽力はかなり低く、二回に分けてタップリと。これなら下地はもっと黒っぽくてもよかった。

2016/12/18

1977 Wolf WR1 その6

スジ彫り専用の刃物があることを発見。ほんまに便利なことで。製図用のステンシルを流用してスジ彫り。曲面・曲線はなかなか手強いもので、何度かやり直してなんとかこのあたりで満足しておく。やっぱりスジ彫りすると全体が締まってくる。ホイルも黒バージョンにしたらググッと精悍になってきた。いつも思うけど、サフ吹きのこの状態、かっこえ〜。

拡大鏡の高さ調整に発泡スチロールブロックを置いたら、新しい工具スタンドに使えることを発見。刃物系はプスプス刺しておける&安全なので便利!

2016/12/17

1977 Wolf WR1 その5

サスアームに上半角をつけてフロントの車高調整、これでもう限界。リアはほぼ実車どおりにおさめられそうだけど、フロントとのバランスで考えたらこれくらいかな。

続いてジョディのシート合わせ。ヘッドはT4から流用なのでバイザーのスポンサーロゴが違うけどまあよしとして。ドライバーフィギュアはFlyのウイリアムズから。FlyのクラシックF1のフィギュアはなかなか自然な体勢でいい作りだ。79のマリオもいずれこちらに替えよう。

ボディの方はサフ吹きしてから調整に。DMMのアクリルUltraモードはこれくらいの積層痕。もう一つハイクオリティのXtremeモードだと16μmなのでこの半分くらいの積層痕になるけど値段が倍くらい違う。これで十分。

2016/12/16

1977 Wolf WR1 その4

DMMから3Dプリントがあがってきたので仮組み。できるだけフロントを落としたいのでナックルアームのキングピンまわりを削り込む。これで1mmは稼げた。あとはサスアームの上半角で1mm弱は稼げそうか。コスワースはスケレから拝借。リアウイングが翼端坂で支持するタイプなのでギヤボックスごとモデリング。結構精密な造形ができるので欲張って細かいモデリングしてみたけどエキパイマウントはクラッシュ一発でアウトかもw。ブレーキダクトもうまく収まって一応モーターマウントは見えなくなった。週末は塗装大会。

2016/12/11

1977 Wolf WR1 その3

ジャストなホイールベースにしてみて79と比較。ウルフのリアは現状は2で組んであるけど実際には1になるので更にトレッドは狭まる。こうしてみるとカテゴリーが違うくらいにコンパクトだ。昔のF-2より少し大きいフォーミュラアトランティックくらいかな(違ったか?)。dNaNo的には小回りも効くだろうから、WMLではやや機動性に欠けたウイングカータイプよりはキビキビ走れそうで期待。フロントは厳しいがボディ内部は比較的余裕があるのでコックピットもモデリング。リアウイングが翼端坂で
支持するタイプなのでギアボックスまわりも一体でモデリングしてみた。さてDMMへ。

2016/12/10

1977 Wolf WR1 その2



3Dプリントしたラフモデルをリジェのシャシーを使って仮組。こうしてみるとリジェがひとまわり大きいことがよく分かる。資料をあたってみるとホイールベースはウルフの2,489mmに対してリジェは2,794mmと約30㎝も長い。フロントトレッドも同1,524mmに対してリジェは1,738mmとこちらも20㎝ばかり広い。拡大したボディを有効に使ってベンチュリー効果を狙っていたことがよく分かる。逆にコンパクトなウルフはdNaNo化には特にフロント回りの上下方向が厳しい。スケールサイズよりは5%大きめにモデリングして対処する。ほんとはもっと下げて特徴的なウエッジシェイプを表現したいところだが。



2016/12/07

1977 Wolf WR1 その1

72Cは一旦おいといて、こちらに取りかかる。1977-78に大活躍したWolf。短命だっただけに強烈な印象が残った名車。ウイングカー前夜に最期の輝きをはなった感あり。

ワイドなボディに比較的単純なラインなのでdNaNoメカ搭載もCADモデリングも比較的楽かと。ポイントはゴールドの色感だな。シェクターはT4から流用しよう。