

400mmの望遠で実車っぽいアングルで撮ってみた。002は1971年、JS11は1979年シーズンのクルマだからモデルイヤーには8年の開きがあるが、この間のF-1にはとても大きな変化があったことがこの二枚からもよく分かる。なんといってもドライバーの着座位置が全然違う。
002の頃はとにかく後輪荷重を稼ぐべくバランスはリアヘビーになっていた。リアタイヤも巨大で、重量物として嫌われがちなバッテリーがギヤボックス後端に取り付けられていた(72かな?)こともあったほどだ。ラジエーターはフロントマウントでクルマの脇を走る配管が特徴的だ。
その後、ラジエーターがサイドマウントされるようになりサイドポッドが大型化、その構造を利用してウイングカーが発想される。タイヤ性能が劇的に良くなり空力によるダウンフォースも巨大化しコーナリングスピードは向上した。同時にカウンターステアをあてながら4輪ドリフトしながらのコーナーでのバトルは影を潜め、グリップ走法による堅実な走りが中心となりスリリングなレースは徐々に少なくなっていった。といってもまだこの時代は今に比べればまだまだドリドリでビルヌーブやアルヌーといったアグレッシブなドライバーがあちこちで鍔迫り合いを展開していて、YouTubeで見られる当時のレース映像は今見ても本当に面白い。。とか言ってるうちに今年のF-1がすでに始まっていることに気づいた。。もう見ないけどね。