Translate

2016/09/06

ロンドーM379


F-1のハイライトが79年だとすれば、スポーツカーのハイライトはなんと言っても82年だ。あの956がデビューした年として記憶されるシーズンで、富士にもWECとしてやってきたので日本でも馴染み深い。なによりも経過措置でグループ6が混走できた最後のシーズンで、この年マルティーニカラーも大胆なランチアLC1がパトレーゼやアルボレートなど当時若手成長株だったF-1ドライバーを擁してイクスやベル、マスなどのベテラン勢の駆る956軍団に果敢に挑んで、耐久レースとは思えない激しいバトルを繰り広げたからだ。モンスターマシンが揃うグループC勢に対して1.4Lターボのオープン2座は、軽量コンパクトを活かしてぶっ飛ばしていたのがめちゃめちゃかっこよかった。これでも耐久レースか?という走りっぷりだった。富士まではるばる観に行ったもんだ。
このロンドーは81年だけど、フランスのプライベーターの名前を冠したグループCカーで、なんと前年には総合優勝しているのだ。956がポルシェらしく理詰めのフォルムでどっちかというとかわいげのないのに対して、このロンドーはフランス人なりの合理性に裏付けられてはいるんだろうけど、なんといってもずんぐりとした速くなさそうな雰囲気がとてもいい。82年の伊太利亜カラーのピンクも可愛かったけど、撲はこのOTISのカラーリングが大胆で、なによりフレンチブルーなのが好きだ。

で、これはル・マンミニチュアズのレジンモデル。ル・マンミニチュアズはなんといってもドライバーがハンドルを「握っている」のがすごい。やっぱりクルマ模型はドライバーフィギュアが命だな。あとはエッチングパーツがたぶん、完全にスケールどおりのサイズで出来ていること。リアカウルのフックとか凄い表現。そもそもの塗装のクオリティと白デカールが透けているのがなんとも残念だけど、これがRTRモデルだということを考えると、そして値段を考えると十分以上だ。さすがにこれをdNaNoにする根性はないな、激重だし。。でも走ったらかっこええやろな~956/962もカラーバリエーションが楽しいので何台もコレクションはあるのだけど、なぜかdNaNo化する気にならない。。なんでやろ?

0 件のコメント:

コメントを投稿